青果市場システム KitFit marché(マルシェ)は
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導入事例-東京多摩青果株式会社様

東京多摩青果株式会社 様

KitFit marché 東京多摩青果株式会社様導入事例

(東京多摩青果株式会社について)

東京多摩青果の卸売場兼事務所棟
(写真提供:東京多摩青果)

 1973年(昭和48年)に開場した国立市場(旧南部支店)は、2006年(平成18年)に本社機能を備えてリニューアルしました。中央自動車道、国道20号線に隣接する優れた交通利便性と、最新鋭施設を備えた青果物卸売市場です。卸売場兼事務所棟は、今までにない斬新な建築物として、多摩のまちなみ建築デザイン賞(国立市賞)を受賞しました。敷地面積43,778㎡に、延床面積約11,000㎡の冷蔵設備を有し、卸売場と612棚の立体冷蔵自動倉庫、2温度帯に分かれた低温荷捌場、2階荷捌場は、搬送コンベアと直結していて、コンピュータ管理による自動搬送が可能です。また、市場内にバナナ加工場、パッケージセンター、他社運営のカットセンターを併設しています。

●本社所在地:東京都国立市谷保6丁目2番地の1
●設立: 1947年5月21日
●資本金: 4億2,000万円
●従業員数: 256名(男性190名・女性66名)
●URL: http://www.tamaseika.co.jp/

システム刷新の目的

-- 今回のシステム刷新にはどのような目的がありましたか?


プロジェクトリーダー
取締役 経理部 部長 加藤 様

 当社では、産地や実需者への営業拡大、コールドチェーンの確立に加え、企画部電算室を中心にシステム化の構築に取り組んでまいりました。営業部門の入力業務は、早くからオープン系(Windows)にするなど、「フロント系」は進んでいる部分もありましたが、精算・仕切などの、いわゆる「後方系」は、メインフレームで処理しており、社内外の要望に応えるのも限度がありました。その為、今回のシステム刷新の一番大きな目標は、旧態依然としたメインフレームを廃止することに主眼を置きました。
 2017年7月より新システムは稼働しましたが、これからが始まりだと思っています。本プロジェクトに携わった社内の若い世代の人たちには、今回の経験を糧にして、今後起こるであろう様々な変革に柔軟に対応して欲しいと思います。最後に、当社プロジェクトメンバー含め都築電気の皆様のおかげで無事に稼働できましたことに、まずは安心しています。都築電気へ基幹システムを依頼して間違いありませんでした。

プロジェクトを成功させるために

-- ベンダー選定理由を教えてください。

システム責任者
企画部 副部長 榎本 様

 今回はシステムを刷新するだけでなく、ベンダーを変えるということもありましたので、ベンダーを都築電気に任せて良いのか判断するまでの過程は、正直簡単ではありませんでした。しかし、都築電気の導入実績と経験を考慮して、お任せすることにしました。
 ・青果市場向け導入サポート実績40年以上
 ・中央市場上位20社中13社導入
 その中でも、業界特有の言葉の意味や定義を説明しなくても当社の意図している内容を理解し、複数の検討案を提示してくれた、都築電気SEのスキルの高さには驚きました。他のベンダーですと、業界特有の言葉の意味や業務内容を説明してからシステムの話になりますので、その時間を省くことができるのも選定理由の一つです。


-- 社内での取り組みについて教えてください。  会社の将来を見据え、古い体質も同時にイノベーションしようと考えました。電算室メンバーの社内での存在意義をもたせるために一部システムを内製化するなど、今後リーダーとして牽引してほしい電算室課長とは何度もビジョンのすり合わせを行い、中長期計画を立て、新生電算室の構築に重きをおきました。また、今までの電算室主導型のシステム構築から脱却するため、電算室スタッフはもちろんのこと、管理部門や営業部門の担当者をプロジェクトメンバーに加え、お互いに意識の変革をしてもらえるよう責任を移譲して推進しました。お互いの作業を意識することで、横の繋がりが更に強くなり、業務内容の理解も深まり、非常にいい機会であったと思います。

-- プロジェクト全体を通し工夫された点を教えてください。  今までも多くのシステム化を推進してきましたが、今回のシステム刷新は当社としても大きな変革だったと思います。
特に今回のプロジェクトでは、中間層スタッフが中心となり、部門ごとの意見を集約し、どうしたらよりよいシステムが構築できるかに多くの時間を費やし、都築電気とも協議しました。
 システム刷新を通してシステムを構築するだけでなく、自分たちがこれからこの市場を担うんだという意識が高まったと感じています。特にプロジェクト推進については、『ミドルアップダウン型』を最重要とし、中間層の職員に積極的に参加してもらい、意見を聞いてシステムに反映させました。これは現在最前線で活躍する営業職員の意見を尊重するという新しい社風づくりも期待したからです。

プロジェクト全体を振り返り

システムリーダー
企画部電算室 課長 池澤 様

 導入前

 操作デモを見たときは、このまますぐに使い始められるのでは?と錯覚するぐらい標準機能のままでも完成度が高くカスタマイズを最小限に抑えられると考えました。

 要件定義工程

 都築電気は、多くの青果卸売市場における基幹システムの導入実績があると聞いていましたが、業務・業界知識を持ち合わせたSEとの会話は、言葉の解釈や要件の理解度も高く、安心して当社の要望を伝えることができました。当社の要求・要件を元に現場を調査し、課題(改善点)の本質がどこにあるか?業務背景などを考慮した提案をいただけたのはとても心強かったです。

 開発工程

 開発作業を当社プロジェクトルームで実施していただけたのもプロジェクト成功の要因の一つです。次工程以降の両社作業内容の確認スケジュール調整など、相談したい時にいつも傍にいるのはとても助かりました。

 移行工程

 マスター、トランザクション、起点情報の3つの移行がありましたが、ファイルの構造の違いなどを理解し、データ移行するのは正直とても時間がかかりました。但し、新システムでは可変マスタの利用により業務の変動に対応できるようになりました。

 教育・運用テスト工程

 安定した本番を迎える為に、運用面・操作面の事前習熟が大切と考えました。日々の業務を行いながらの習熟教育は、社内啓蒙活動だけでは習熟の進捗に不安を感じたので、会社を上げて取り組みました。役員の方にも講習を受けてもらうなど推進ムードを作り、本番さながらの運用テストも実施しました。教育カリキュラム・運用テストのシナリオは、多くの導入経験のある都築電気のアドバイスを参考にできたので、とても助かりました。

 本稼動時

 旧システムとの切り替えは、本社・北部支店・多摩ニュータウン青果の3拠点を同時に行うというリスクの高い状況でしたが、各拠点に当社の業務を把握している都築電気SEが一定期間常駐してくれたので、大きなトラブルもなくソフトランディングすることができました。

統計システムの導入を振り返り

-- どのような課題がありましたか?

統計移行リーダー
企画部企画課 課長補佐 湯田 様

 今までは、メインフレームとオープン系それぞれに異なる統計システムがあり、データ種別・粒度により2つの統計システムを使い分けていたため、それらを使って出来た資料内容の検証・チェックは気を使うことが度々ありました。また当日の仕切・販売データが統計システムに反映されるのは翌日以降だったため、旬・月次資料の作成タイミングでは使い勝手はあまりよくありませんでした。
-- 導入効果を教えてください。  統計システムを一本化できたこと、販売データが当日中に統計システムにセットされること、販売明細項目のほぼすべてが検索データとして準備されているため、より細かい分析ができるようになったことなど今までの悩みがほぼ解消されました。
 他にもデータの保持期間を過去15年分に増やしたり、今回の導入を機に統計システムから出力される旬・月次資料をA4用紙に統一するなどの変更も行いました。懸案事項であったデータ項目やデータ量が増えることによる検索レスポンスの低下については都築電気にて様々な工夫をしていただき希望通りのレスポンスが得られています。統計システムの構成は、経営者向けに操作を簡潔にしてグラフなどで視覚的に数字を分析できるManagingMasterと一般職員向けのデータ検索や検索パターン登録などに特化したManagingMasterIntelligentReportsが用意されているため使用者のニーズにマッチした構成をとることができました。

今後の期待

-- 最後に、都築電気への評価と期待を教えてください。 業界・業務知識の豊富な都築電気SEから、常に的確なアドバイスをいただけたのは、とても心強かったです。
また、小さな問題も妥協せず何度も話し合うことができ、こちらの思いを汲み取り丁寧に対応して下さいました。そうしたコミュニケーションの積み重ねにより、とても信頼のできる良い関係を築くことができました。大きな問題もなく基幹システムを本稼働できたのも、都築電気のサポート体制のおかげです。大変感謝してます。今後も、青果卸売市場向けのクラウド関連の提案や、AI・IoT 等の新技術を活用した新しい分野において、より良いソリューション提案を期待しています。

東京多摩青果様、本日はお忙しい中、
貴重なお話をありがとうございました。

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